【一浪名大生の意見】駿台など予備校の夏期講習は取るべき?

夏休み。それは大半の学生にとって待ち遠しいものですが、受験生にとっては一つの大きな山になってきます。

「夏は受験の天王山」という言葉があるぐらい、どう過ごすかで周りとかなり差がつく大事なものです。

今回は、塾・予備校に通っている人にとって悩ましい問題である、

「高額な夏期講習を取るか取らないか問題」について自分の意見を書き綴ってみました。

目次

結論:とるべき

いきなり結論ですが、僕は夏期講習はとるべきだと思っています。

特に、以下の人。

  • 夏休み中、学校に行って勉強できない現役生
  • 自宅で長時間勉強する習慣のない浪人生

そう考える理由を書いていきます。

(理由1) 勉強できずに夏休みが終わる可能性がある

僕が危惧する最大の問題がこれです。

「だらだらしてたらいつの間にか夏休み終わってた」

こうなる受験生は毎年数えきれない程います。

皆、夏休みが始まる前は、熱意とやる気に満ちているんです。

でも夏休みが始まって、先生や塾講師など誰の監視もなくなると、ついだらけちゃうんですよね。特に浪人生。

これを防ぐためにも、夏期講習を取って、強制的に予備校に行かないといけない状況を作ることはありだと思います。

個人的には、夏休みが一か月の現役生は2~3コマほど、二か月の浪人生は4~5コマほど取ると、予備校に通う習慣がついてかつ、予習復習もできるので消化不良をおこしずらくてオススメです!

たまに夏期講習を10コマくらいとる人がいますが、個人的には絶対オススメしません。「勉強しなくちゃ」っていう不安から、たくさん講習を取りたくなる気持ちは僕も経験したしよくわかるのですが、予習復習の時間が取れないせいで、講習が終わった後、「結局なにができるようになったっけ」ってなりがちです。注意!

(理由2) やっぱり良い講習は良い

身もふたもないですが、やっぱり各予備校を代表するカリスマ講師の授業はためになります。

「この単元が苦手…」とか、「夏でここを完成させたい」みたいな単元があって、その単元を一人で勉強するのが難しそうなら、そこに関する講習を受けてみるのもいいと思います。

これは経験者ならわかると思うのですが、地味に講師に質問できる点がすごく大きいです。講習の扱う範囲なら、自分が納得するまで何回でも質問できます。

僕は「ついでにお願いします…」みたいな感じで、並行して進めていた参考書に関する質問もお願いしていましたし、英作文の添削をお願いしている友達もいました。

ただ、中には質問対応が雑な講師もいるので注意してください。

そんな講師に引っかからないためにも、講習会のパンフレットから誰が担当する授業なのかを調べて、もし担当講師が知らない人の時はネットで検索かけとくのをおすすめします。(駿台は駿台wikiが超便利です。まじで。)

講習を取る際の注意点

絶対に取りすぎない

頑張り屋さんな人ほど注意してください。

「絶対に失敗できない受験」「周りからのプレッシャー」「不安を煽ってくる塾のチューター」。

こんな状況に押されてしまって、ついついチューター(駿台ならクラス担任)の言うままに10コマくらいとって悲惨な結果に終わる受験生は毎年後を絶ちません。

夏休みにすべきことは、講習会の勉強だけではありません。というか講習会はむしろサブです。

現役生は最後の基礎固め、浪人生は前期の復習に時間を当てるのがいいと思います。現浪問わず、ここで基礎が完成しないままになるとこの先しんどいです。

というわけで講習会は多くとも6コマまでに留めておくことをオススメします。3~5コマくらいがベスト。

なんなら、一人でできる人はゼロでもいいくらいです。

取る講習をしっかり吟味する

さっきと似ていますが、これも大事です。

自分で勉強できる暗記系の教科・単元は、講習の方もどうしてもただ講師の言ったことを覚えるだけになってしまい、せっかく高い金額を払っても、「これなら参考書を読んでた方がよかった」なんてことになりかねません。

同様に、基礎を扱う講習も「教科書に載っている公式(の使い方)を覚えるだけ」など、参考書で代替可能な内容になることが多いです。

じゃあどんな授業がいいか、ですが、以下の特徴を持つ講習はお勧めできます。

  • 人気講師・カリスマ講師が担当する講習
  • テスト・添削が付いている講習
  • 自分の志望校に特化した授業を展開する講習

このように、独学では得られないメリットがある講習なら取る価値があります。

難問を解くうえで、カリスマ講師の「発想・考え方」を学んだり、

テスト・添削付きで、4日間毎日人気講師の指導を受けられたり、

自分では気づかなかった、自分が志望大学の問題の癖を知れたりするのはすごく意味があります。

例えば「京大理系数学」という講習では、4日間で4回、京都大学の予想問題を模試みたいな感じで受けた後、カリスマ講師の解説を受けられたりします。

まとめ:結局ポイントを押さえるのが大事

今回は、夏期講習を取るべきかについて解説しました。

  • 勉強の習慣を崩さない
  • 講習は取りすぎない
  • 予備校の夏期講習はしっかりと厳選して受講する

これらを意識して夏を過ごせば、ちゃんと結果が出ると思います。

受験生にとって夏はつらいものになりがちですが、ここで踏ん張った人はゴールにぐんと近づきます。

頑張ってください!!

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