名大の成績開示を現役時と浪人時で比べました

浪人生活は2021年度のものです。これから駿台に通う人は参考にしてみてください。

あと模試の開催時期はうろ覚えなので、もし間違っていたら教えてください。

目次

3月下旬・4月

浪人が決定して、予備校を探し始めました。河合塾と駿台の説明会に行き、結局距離の近さから駿台に決めました。ちゃんとしたところなら、予備校はどこに行っても結局大して変わらないと思います。

すぐに国・数・英の3教科のプレイスメントを受けました。国語は異常に簡単ですが、数学と英語は標準レベルです。

駿台のシステム上、ここでいい点数を取らないと7月までの前期は下のコースに入る羽目になります。

半ばぐらいから授業が始まりました。僕は一年を通して授業自体をさぼることはありませんでしたが、この時期は予習してませんでした。

 

前期は基礎が多いため、予習で解けてしまう的なことをある講師が言っていましたが、僕はぜんぜん解けなくて、予習の時間を復習に充てていました。

また、予備校は春期講習を取るように勧めてきますが、取らなくてもいいと思います。「不安だからとる」くらいなら多分取らないほうがいいです。

 

それから、後期のクラス分けにかかわる、駿台記述模試があります。難易度は低く、偏差値は高く出ますが、ここで高得点を取っておかないと、後々苦労します。

5月・6月

浪人生にゴールデンウイークはありません。授業も普通にあります。

第一回atama+共通テスト模試があります。僕はボロボロでしたが、周りもあまり出来が良くなったです。勉強の成果はまだ出ません。

 

次に、第一回駿台全国模試があります。現役の時に受けた人ならわかりますが、別名、駿die模試・残酷模試と言われるくらいめちゃくちゃ難しいです。

わからない問題はとりあえず飛ばして、一周してから考えた方がいいと思います。

テストが返ってくるタイミングで夏期講習の受付が始まります。クラス担任のあげる例は明らかに取りすぎなので、本当に必要な講座を取捨選択しないと、時間もお金ももったいないです。合計5講座くらいがちょうどいいと思います。

この頃の生活スケジュール(前期)

00:00~07:00睡眠
07:00~08:00朝ごはんなど
08:00~09:00通学
09:00~15:30授業
15:30~17:00自習
17:00~18:00帰宅
18:00~22:30自由時間
22:30~00:00睡眠

この頃はまだ自分を追い詰めていなかったですね。浪人生は病んでしまう人が多いと聞いていたので、前期は健康的な生活を送るようにしていました。

時間をどのように使うかは人それぞれだと思うので、この使い方が万人にとって正しいとはいえませんし、進めるつもりもありません。

僕の友達は浪人中、駿台に朝の9時に来て、夜の9時に帰るという生活を一年間続け、見事京都大学に合格してました。すごいですよね。

7月・8月

夏期講習が始まります。

ここでは僕が経験して感じた、講習期間を有意義に過ごすためのポイントをついでに書いておきます。

一つ目は、この期間のテーマは「基礎の完成」、つまり「前期の問題の復習の徹底」だということです。

つい講習をいっぱい取って、そっちに力を入れたくなるのですが、そうなると「二兎追うものは一兎をも得ず」状態になることが多いです。

ある講師は、「前期の復習が完璧にできてないのに講習をたくさん取るのは金をどぶに捨てるようなものだ」と言ってました。講師からしたら給料もらえるし、講習を取らせたいはずなのに、そんなことを言ってくれる人もいるんだな、と驚いたことを覚えています。

 

二つ目は、問題の復習をする時の目標は、「答えを見ないで解けるようになること」ではなく、「その問題の碇石をおさえ、初見の類題を解けるようになること」だということです。

特にこれは数学で気を付けてほしいのですが、例を挙げると僕は後期になってから、「テキストの問題は解けるのにほかの問題は全然解けない」ことで悩みました。いろいろ考えた結果、それは解答をただ暗記するばかりで、解答の方針の考え方を問題から学べてないからだと気づきました。

それに気づいてからは、段々と数学が解けるようになりました。

夏期講習の期間、講習を取ってないとき、校舎に行くべきかどうか悩むかもしれませんが、家で勉強してみて、ちゃんと集中して続けられるなら校舎に行く必要はないと思います。通学の時間もより有効に使えるはずです。

ただし僕は家ではなかなか集中できなかったので、平日は毎日校舎に通ってました。

あと、7月には第2回atama+共通テスト模試があります。これが後期クラスに関わる最後の模試です。

9月・10月・11月

後期授業が始まります。クラス替えもあります。クラスがどうだったとしても、ここからの時間は想像以上に少なく、全力で頑張らないと後で後悔します。

 

9月の終わりの方に、第二回全国模試があります。難易度は一回目よりも高く、より難しいので前回と同じくらいの得点だったら全然いい方だと思います。

共通テストの願書が駿台から配布されます。10月に出願受付が始まります。

去年は学校がまとめて出してくれていた人が多いと思いますが、浪人生は個人出願です。期限も短いので注意してください。 僕は出願するまでになった月日の流れの速さにめちゃくちゃ焦ってました。

 

旧帝大などの冠模試も併せて模試を受けまくる時期で、判定に一喜一憂しがちです。個人的には一喜一憂してもかまわないと思うけど、復讐はしっかりやるべき。

僕はそのごろ授業でやった問題が全然できなくなっていることに気づいて気持ちが沈んでたので、模試の成績はそこそこ良かったですが、気持ちはずっと暗かったです。

この頃の生活スケジュール(後期)

この頃の生活スケジュール

00:00~07:00睡眠
07:00~08:00朝ごはんなど
08:00~09:00通学
09:00~15:30授業
15:00~21:00自習
21:00~22:00帰宅
22:00~23:30自由時間
23:30~00:00就寝

後期になってからしばらくすると、自分も夜9時まで自習室で毎日自習して帰るようになってましたね。

駿台には自習室が大きく分けて開放自習室と専用自習室の2つあるのですが、僕は開放自習室の方をよく使ってました。

12月・1月(共通テストまで)

後期終了。冬季講習が始まる。講習は共通テスト系のを多く取ってました。というかこの時期は2次の講習は取ってませんでした。

講習は各教科の共通テストプレを強くお勧めします。1日だけの講座で、時間当たりの得るものの多さは他の講習よりはるかに大きいです。

共通テストまで日にちがどんどん少なくなって、かなり焦ってくると思います。僕もめちゃくちゃ焦りました。焦っているのはみんな同じなので、必要以上に心配しすぎず、やるべきことを一日一日やっていくと合格は近づくはずです。

共通テスト

共通テスト前日・当日は浪人生は絶対現役時より緊張します。

僕は前日午前三時まで眠れず、一日目の朝、緊張から家のトイレで吐きました。

まさかこんなに緊張するとは思ってなくてびっくりしたのを覚えています。

僕は試験の前に家族や友人と話してだいぶ緊張が和らいだので、もし緊張しすぎてしまったら誰かと話してみるのもおすすめです。

僕の結果は、

  • 地理     68点
  • 国語 現代文 78点 古典 24点 漢文 50点 計152点
  • リーディング 78点
  • リスニング  83点
  • 数学Ⅰ・A   67点
  • 数学Ⅱ・B   83点
  • 物理     100点
  • 化学     76点

こんな感じでした。この年はいろいろ難化していたってのもあるのですが、自己採点の結果はいつも8割とれていた(そして難化していなかった)地理が68点、理系なのに数学Ⅰ・Aが67点…。

今までの模試で悪い意味で取ったことのないような点数を取ってしまい、自己採点が終わったときはめちゃくちゃ落ち込みました。

物理は最後に採点して、試験時間の最後20分くらいをずっと見直しに充てていたので、自信はあったのですが、それでも採点する手は震えてました。

共通テスト後~二次試験

駿台では共通テスト直後の1週間に二次対策の授業を一日3コマくらい各教科の講師がしてくれるのですが、それには行っておいた方がいいです。

理由の一つは単純に共通テストボケを早めに直すことですが、二つ目の理由として、共通テストから二次試験に気持ちを切り替えることがあると思います。

僕自身もこの1週間で様々な講師から激励をもらって多少なりとも、落ち込んだ(逆に調子に乗ってしまってる人も)気持ちをもとに戻すことができたし、頭を二次に切り替えることが出来ました。

直前講習は難関国公立理系数学を杉山先生で、難関国公立英語を竹岡先生で取りました。前者は得るものが多かったですが、個人的に後者はあんまりでした。

これとは別に、これも竹岡先生の講座ですが、映像講座で「読解で差がつく頻出英単語・英熟語300」という講座を取ったのですが、こっちはかなりよかったです。

 

後、駿台では過去問検索システムを1教科5000円で利用できるのですが、使い勝手はよくなかったです。僕は申し込んだにもかかわらず、ほぼ使いませんでした。

ちなみに、受かる可能性を少しでも上げたかった僕は、河合塾の名大理系数学の映像講座をさらに一つ親を説得して受けさせてもらいました。内容は可もなく不可もなくって感じでした。

私立大学受験

私立は同志社大学の理工学部を全学部試験と個別試験の二回受けました。

数学が本番ではめちゃめちゃ難しく感じて、受かったかどうか本当に不安でしたが、採点が甘いみたいで二回ともまあまあ余裕で受かってました。これから受ける人も安心してください。採点は甘いです。

数学のちょっと実践的なアドバイスとして、問題用紙がホッチキス止めされているので、問題を見ながら余白を使うことが出来ません。

じゃあどこに計算したらいいんだってなりますが、解答用紙の解答欄の左右の余白は計算用紙として用いていいみたいです。少なくとも僕の受けた年(2022年)は大丈夫でした。不安な人はあらかじめ大学に聞いておくといいと思います。

二次試験本番

前日も共通テストの時よりはよく眠れたし、本番もいい緊張状態で臨むことができました。

僕みたいに共通テストのときにガチガチになって力を発揮できなくても、二次試験ではちゃんと力を発揮できることもあるので、共通テストでミスっても、自分はプレッシャーに弱いとか思わなくていいです。

会場のトイレはどうせ混むので、途中の駅のすいてるトイレで済ましておくのもありだと思います。

あと、遠方からホテルを借りる人は近く(徒歩7分圏内)の飲食店も調べておいた方がいいです。たまに近くにコンビニすらない所もあるので注意してください。僕は現役時の1日目の夜、名古屋の片隅を晩御飯を求めてさまよってました。

よく言われることですが、自分がちゃんとやってきたという自覚があれば、自分が解けない問題は周りも解けないと思っていいです。実際、僕は物理の大問をほぼまるまる一問捨てましたが、受かった人の中でも捨ててる人多かったです。

この前、大学で授業を受けてるとき、数学の教授が2022年度の数学の大問4はできなくていいって雑談の中でつぶやいてました。

合格発表

現役時不合格だったので、不合格のイメージがずっと頭の中にあって不安でした。現役時にウカロで確認して落ちていたので、浪人時は大学のホームページから確認しました。

合格だと分かったときはなぜか信じられなかったので、ページを閉じたり開いたりして何度も確認しました。現役時も不合格が信じられなくて、何度も確認したので、結局どっちでも確認するんだなあ、とちょっと面白かったです。

ちなみに、入学手続き期限はかなり早いので、気を付けて下さい。

最後に

浪人は想像以上にきついです。でも頑張ればその分成果は出るはずです。

もしこれを見ている人の中に現役生がいて、浪人でもいいやーって考えてる人はもう一度考えてみてください。浪人は最後の手段にすべきです。現役のうちから浪人を考えるのはやめた方がいいです。

逆にこれを見ている人で浪人生がいるのなら、後悔のないよう頑張ってください。浪人中に死ぬほど勉強すれば、学力も死ぬほど上がります。あと、浪人することで大学内で浮くことはないです。周りにも意外といっぱいいるし、誰も気にしません。勉強頑張ってください。

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