【伏線まとめあり】夜の国のクーパーの感想・解説

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感想(軽いネタバレあり)

僕がこの本を読み終えて印象に残ったことは、あちこちに張り巡らされた伏線と、それを回収しまくる怒涛の終盤です。

今思えば、序盤の「生まれたばかりの仔猫に見えたが、頭部の大きさや足の長さの調和を考えると、成猫のようでもある。」という一節や、鉄国の片目の兵長が冠人を撃った時に放った、「自分が偉いと思っているのか?」というセリフは終盤になるとまた違った意味を持ってきます。

物語の序盤と終盤で冠人や片目の兵長に対する気持ちは180度変わってくるし、最後鉄国の兵士を追い払った方法もこの世界観ならではの叙述トリックで、「だまされた!」と思わずうなってしまいました。

伊坂さんの作品にしばしば見られる、エンターテインメントのなかにも込められたメッセージはこの作品にも見られるように感じられます。複眼の隊長の「何が正しくて、何が間違っているのか、自分で判断しろ」というセリフは、自分で考えること、疑うことの重要性、というよりは疑わないことの危険さを自分たちに警告しているようにも感じました。

あと、伊坂ファンなら共感できると思うのですが、「ああ、酸人は最後まで裏切り続けるだろうな」とはわかってしまったので、それに対する驚きはなかったですね(笑)

【超ネタバレ】伏線のまとめ

主人公がトムの年齢がいまいち把握できなかった理由

ガリバー旅行記のように、主人公が巨大化していたから。ここは痛快でした(笑)

鉄国の兵士が泥を落とさなかった理由

実は彼らはクーパーの兵士で、ばれないように泥を塗っていた

3匹目の馬から降りたと噂になった透明人間

実は「外のネズミ」が降りただけだった

クーパーの兵士について

実はクーパーは存在せず、鉄の国で労働させるために代々の王が人々を送り出していた

冠人が壁に毒を塗った理由

鉄の国の兵士ではなく、故郷に帰りたがっているクーパーの兵士を拒んでいた

なぜ戦力差があるのに8年も戦争が続いていたのか

戦争など初めから存在せず、冠人が人々を統治しやすいように嘘の情報を流していた

 

 

ほかにもあれば、ぜひコメントで教えてください!

まとめ

夜の国のクーパーは今でいう特殊設定ミステリーで、刺さる人にはめちゃくちゃ刺さります!

完成に伊坂幸太郎さんが2年半を費やした超大作をぜひ一度読んでみてください!

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