大学2年生にしてパチンコバイトを始めました。
この記事では、パチンコの遊戯経験すらなかった自分が、パチンコバイトを体験して感じたこと・気付いたことを書いていきます。
文章が長めなので、時間がない人は目次から気になるところに飛んでください!
パチンコバイト(ホール)の業務
最初はパチンコバイトの業務内容について書いていきます。
- 台の管理
- トラブル対応
- 閉店作業
台の管理
基本的にはひたすら歩いて、台の間を見回り、異常がないかを確認するのが業務内容になります。
台に空のペットボトルがあれば捨てたり、落とし物、忘れ物があればカウンターに届けます。
あと、持ち球を記録するカードが無くなりそうなら、補充したりもします。
接客対応・トラブル対応
トラブル対応も割とやります。
主に3種類あり、お客から呼ばれるときは、
「台の玉詰まりを直してほしい」
「休憩・外出したいので休憩札を出してほしい」
「駐車券の対応をしてほしい」
にどれかであることが多いです。
個人的に面倒なのは台の玉詰まりの対応ですね。
玉詰まりで呼ばれたときは、鍵を使って台を開けたりしてつまりを取り除いて直すのですが、詰まり方や台の状態(確変中・大当たり中)、台の種類によって対応が変わってくるので、地味に大変です…
時間がかかりそうだったり、対応に困るときは、上司をインカムで呼んで代わりに対応してもらってます。
開店・閉店作業
業務作業のうち、上の二つはパチンコをする人なら何となくイメージできるものだと思います。
しかし、客のいない時間帯にやる開店・閉店作業だけはバイト経験者しか知りません。
業務内容はいろいろありますが、
- 店内のアメニティ(おしぼり)の補充 (毎日)
- 壁・カウンターにある宣伝ポスターの差し替え (ほぼ毎日)
- パチンコ台の新台と旧台の交換 (たまに)
これらを開店前の1時間か閉店後から1時間でやることが多いです。
職場の人たちについて
パチンコ店で働く人には社員とバイトの2種類がいるのですが、
意外と社員の割合が高く、感覚としては社員:バイト=6:4くらいです。
社員の人は普通の社会人で、皆さんちゃんとしてます。年齢は20代から50代くらい。30代くらいの人が多いイメージです。
一方バイトですが、自分の所の内訳は、毎日のように出勤しているベテランバイトが7割、小遣い稼ぎのためにやってる大学生や専門学生などが3割って感じです。
ベテランバイトをさらに詳しく見ていくと、パチンコバイトだけで生計を立てている人(そこそこのおじさんと若めのお姉さんが半々くらい)が中心で、副業でバイトをしている人が少しいるって感じですね。
バイトの人は高卒の人が多いですが、割とみんな優しくしてくれます。いわゆるパチンカスやDQNはいません。
個人的にパチンカスやDQNばっかりだと思ってたので、それは少し驚きました。(ただ喫煙率はすごいです…体感7割)
あと、大学生や専門学生などの非ベテランバイトは入れ替わりが激しいです。ひと月で5人くらいやめることもあります。
働いて感じた良いところまとめ
まずは良いところをまとめてみました。改めて見ると意外とありますね。
時給が高い
やっぱり一番のメリットはこれです。
普通に他のバイトより200円~300円くらいの時給で募集してます。
夜だと1500円~1700円くらいのところもありますね・・・
シフトが割と自由
パチンコバイトはイメージが悪く敬遠されがちなので、人が集まりません。
そのため店側としては今いるバイトを手放さないように、シフト管理など、いろいろバイトに甘いです。
前日にシフト変更希望をだして通ったり、1週間で1回もシフトを入れていなくても特に何も言われません。
もともと人数にゆとりを持たせたシフトにしているのも理由の一つだと思います。
なので塾講師のバイトなどと違い、最悪ドタキャンされても店側はそこまで致命的にはならないと思います。
業務がラク
上でも述べましたが、業務は基本歩くだけです。
昔は玉を運ぶ必要がありましたが、今は玉の数をカードに記録して移動する方法が中心になっているので、基本的に肉体労働らしい業務は無いです。
ただ、閉店作業などでパチンコの台を台車を使って運ぶことがあるので、それは人によってはきついです。
それ以外の業務内容は楽ですね。
しかしながら、パチンコ店によっては接客対応のマニュアルが徹底されているところもあるので、注意が必要です。
噂によると、マ〇ハンは厳しいらしいです。
ごはん・ケータリングがある
地味にでかいです。
自分の店舗では、昼食または夕食は、ココイチや松屋などの飲食店にあらかじめ注文しておいたものを、休憩中に食べる方式になっています。料金はパチンコ店が持ってくれるので、ただでご飯が食べられます。
ちなみに注文し忘れると、事務の人が適当に注文しててくれます。
またケータリングですが、時々スタッフの休憩室にお菓子や飲み物が用意されてます。その時食べないで、持ち帰っている人が多いイメージです。
「短期間のみ」でも採用されやすい
パチンコ店は常時人材不足なので、「1か月のみ」でも意外と採用されたりします。
ここも自分にとっては結構よかったポイントでした。
働いて感じた悪いところまとめ
次は悪いところです。悪いところも結構あります。
周りに言いにくい
やっぱり「パチンコ店でバイトをしている」っていうのは周りには言いにくいですね…
自分は限られた友達にしか言っていません。
タバコのにおいが気になる
ほとんどのパチンコ店では喫煙室ができて分煙化が行われていますが、それでも非喫煙者の自分にとってはたばこのにおいが気になります。特に喫煙室の近くを通っているときが気になりますね。
日によっては、まじで喫煙室の近くは息止めて通ってます。
音がうるさい
うるさいです。
一回スマホで音量を図ってみたことがあるのですが、85デシベルくらいありました。
客が少なくて、パチンコ台があまり稼働していないときは比較的静かなんですが、土日とか、にぎわっているときはうるさいです。
片耳はインカムのイヤホンで保護されているのですが、もう片方の耳は直に音が届いてきます。うるさい。
あと、台の扉を開けたときのアラート音もうるさいです。何回うるさいっていうねん。
ちなみに米CDC(疾病対策予防センター)が発表しているデータによると、85デシベルの環境に8時間いると、健康被害を及ぼす可能性があるそうです。
勤務時間が7時間くらいなのでギリギリですね。
客の残すごみを片付けるのが嫌
空のペットボトルとかを捨てるだけならまだいいのですが、使用済みのおしぼりを捨てるのが嫌です。
どこを拭いたかもわからないおしぼりを素手で持つのが地味に精神的苦痛です。
やりがいが無い
結局、バイトの離職率が高いのはこのせいなんじゃないかなって思います。
業務は単純作業だし、内容もパチンカスから金をむしり上げるだけだし、やりがいはマジでないです。
一回、日本に観光に来ていた、パチンコを全く知らない外国人の接客をしたことがありましたが、なんだか申し訳ない気持ちになりました。
結論:短期でやるのはあり。長期間できるかは人による
パチンコ店でのバイトは高時給で稼げるし、ごはんが出たりいろいろメリットもありますが、
タバコのにおいが気になったり、音が結構うるさかったり、健康に被害が出る可能性があると感じました。
自分は非喫煙者でうるさいのがすごく嫌だったので長期間続けるのは難しいと感じましたが、それらが気にならない人なら割といい条件でバイトが出来ると思います。
この記事を読んでパチンコバイトが気になった人がいれば、まずはバイトを募集しているパチンコ店に足を運んで、雰囲気を体感してからバイトに応募するか決めるといいと思います。
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